他人の意見が気になる私を蔑ろにしているから、いつまでも気になってしまう。
- 古澤 慎之介
- 2024年1月31日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年2月7日
「人からの評価」や「一般的な正しさ」をやたらと気にして、
なかなか決断・行動ができないという人は少なくありません。
そういう人は決して「決断力」がないわけではなく、余計な考えに囚われて、
身動きが取れなくなっているに過ぎないのですが、「私は行動力がない」と"私"を決めてしまい、ますますその傾向を強固なものにし、その殻に閉じこもってしまいがちです。
どのような人でも、その事柄に対しての答え・意思は、既に持っているのですが、
外からの見られ方が気になるが故に、誰かの意見や、一般的にはどうなのか、という考えが何よりも優先されてしまい、自分で持っていた答え・意思を捻じ曲げてでもそれに合わせてしまう。
当然納得などいかないわけですが、それっぽい理由を絞り出して「これでいいんだ」と自分を強引に納得させて、望まない決断をしてしまうなんてことも起こります。
他人からの見られ方を気にしなければいいかと言えば、
そう簡単にはいかないのは、ご自身が一番わかっているかと思います。
気になるものは気になるんです。この気になる私を蔑ろにしていると、いつまで経っても同じことを繰り返すことになります。

気になるものは気になる!
「他人の評価なんて気にしなくていいよー!」と言われたところで、気になるものは気になるわけです。
気になっている私を蔑ろにして、「気にしなくていいんだよー!」という他人の意見に従い、気になっていないことにして、自分の意見を通してみると、
今度は気になる私が疼き出してしまう。
気になる私に蓋をして、気にならないフリをしてしまうと、その場は凌げることはあるかもしれませんが、心には葛藤が残り続け、モヤモヤしたまま進むことになり、継続できずに、また似たようなことで悩み始めるというのは目に見えています。
他人からの評価を気にして、自分の意思を捻じ曲げた決断をしても、他人の評価を気にせずに(気にならないフリをして)自分の意思を通したとしても、どちらにしても結局、スッキリできる時はなかなかやってきません。
これをやっていると八方塞がりな感じがしてきますし、
常に誰かの意見や顔色に影響されて、窮屈になってしまい、
人生に嫌気が差してきてしまうこともあるかもしれません。
気になる私を蔑ろにしたままで対処したところで。
「自分軸で生きる」とか「嫌われても大丈夫な捉え方」とか「人目を気にしない生き方」みたいなハウツーは世の中には五万とありますし、書店に行けば、その手の本が山積みになっています。
しかし、「気になる私」を蔑ろにしたまま、そのような捉え方・考え方を変えたところで、「気になる私」に蓋をしているだけで、いつも心はザワついてしまいます。
これらのハウツーを探したり、本を読んだりする私はどんな私でしょうか。
気になる私のままそれらの手法を取り入れたとしても、楽になることはほとんどないのではないでしょうか。
楽になったとしても、そのケースだけ、その場だけの場合が多く、ことあるごとに「気になる私」が顔を出してくるはずです。
他人からの評価が、気になる私を蔑ろにせずに、
気になる私と向き合っていくと、そこには様々な考えに囚われた私を感じることができるかもしれません。
その私と丁寧に向き合っていくなら、
表面的な考え方や捉え方でどうこうすることもなく、
囚われから自由になった私の在り方が自然と整うからこそ、
新しい考え方を採用することも、私に蓋をすることもなく、自然と気にならなくなっていきます。
向き合うことが囚われから自由になる第一歩です。
窮屈にしているのは、評価でも他人の意見でもなく、様々な考えに囚われている私です。
その窮屈さに苦しさを感じているのであれば、外側ではなく、内側と向き合っていく時かもしれません。
どんな私をも蔑ろにせず、丁寧に向き合っていくお手伝いをしています。
●自覚カウンセリング
自分自身と向き合うことに卓越した自覚カウンセラーがあなたの悩みに一緒に向き合います。
ご自身では自覚していない私、自覚していない囚われを一緒に丁寧に向き合ってきます。
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