問題を"そのまま"捉えられなくさせている、3つのアレ。
- 古澤 慎之介
- 2024年3月8日
- 読了時間: 4分
仕事ではそつなくこなし、問題を解決し、評価もされている。
だけど、プライベートな問題や恋愛、身内のことではめっきり、、、
という方は案外多いようです。
その方に何が起こっているかというとコレです。
「信じている事」と「情」が 目を曇らせ、
ズレた前提が生まれ その前提をもとに生まれる「思考」が
それをさらにかき混ぜて、
目の前のシンプルな問題を超複雑化し、
問題の本質を捉えられずに、解決に至らない。
「情」
自分自身や、自分に近しい人に湧きやすい「情」これに囚われると、盲目的に相手を信じたり、偏った見方になったりしがちです。情深い人ほど、目の前の出来事を"そのまま"見ることは難しくなります。
「信じている事」
信じている事は疑いません、信じている事が「前提」となっていると、目の前の問題を"そのまま"見る事はできません。相手の話を信じるということもですが、経験則や常識だと考えていることなど、様々な「信じている事」は大前提として握り込んでいるため無自覚になりやすいのです。
「思考」
「情」によって、偏った見方をしたり、盲信したりして、問題を歪曲して捉えそれを信じたり、今までの経験や、常識という信じて疑わないことを持ち出したり、それらの「信じている事」を前提として「思考」が巡ります。前提がズレているので、その思考のほとんどは的外れな思考になりがちです。

「情」と「信じている事」と「思考」によって、
問題がどんどん複雑に見えてきたり、本質からズレてく様がわかるでしょうか。
こうして、書くと「そうだなぁ」と思うかもしれませんが、
この状態に陥っている時には、そうなっているとは全く気づけないのは、
情や信じている事によってできている「前提」が無自覚になっているからでもあります。
仕事では「情」を挟まずに取り組めても、
自分自身や近しい人のことになるとわずかにでも「情」が挟まりやすくなってきます。
しかし、情をなくせ!信じるな!思考するな!ということではありません。いつもそうしている私を知っていることです。そこに自覚がないと、気がつくとこのパターンに陥って目の前は曇っていきます。
とはいえ、
情は湧いてくる感じもしますし、信じている事は無自覚になりがちです、
こうなるともうそれを前提に思考が走っていきます。
自分自身が"何をしているのか"、向き合っていくことで次第に情が湧く瞬間や、
情が湧く前にその動きに、気がつけるようになってきます。
"何をしているのか"というのは、
どんな行動をしているか、
どんな思考をしているか、
どんな感情が湧いたのか、
ということではありません。
その行動、行動の前にある思考・感情、
それらをあるようにしている私と向き合っていきます。
思考や感情は内側のように思いますが、それは既に咲いた花です。
その花をあるようにしている私に向き合っていきます。
全てをあるようにする私、
その私と向き合っていくのであれば、
あらゆることから自由になっていきます。
その何にも縛られない観点から問題を見た時、
初めて「そのまま」観るということがでるようになります。
本気で自分自身と向き合って、
すっきりと、のびのびと、潔く生きたい方はぜひいらしてください。
「向き合う」というのは、自身の思考や言動を見て、
反省するのではありません。思考や言動と向き合うと、あれこれと判断して、
反省したり、そうしている自分を責めたりしがちで苦しくなります。
思考や言動をあるようにする私と向き合っていきます。
そこには肯定も否定も判断もありません。
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